my friend

 

ふと目が覚めた、時計が6時30を指している。

「6時30・・・」

まだ余裕だと二度寝を決め込んだけれど

なんとなく目が覚めてしまった

今日から高校生  ふとそう思ってもあまり実感は湧かない

しょうがないから時間割でも と思ったけれど

今日は始業式で持って行くものは昨日準備し終えてしまっていた

どうしようかと考え込んでいるうちに

いつのまにか時計は7時になっていた。

 「朝ご飯・・・」

とりあえず食卓に向かうと朝食が置いてあった

すでに少し覚めてしまったご飯・・・

きっと今日からの学校生活もこんな冷めた生活なんだと

黙々と食べた

 

何度も両親と行った学校までの通学路を通る

漫画のようなことはなく自転車で向かう

迷いようのない短い通学路を無心で自転車をこいだ

少し肌寒い そう思いながら

 

続く(かもしれないこともないかもしれない(え